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インフルエンザの予防対策

2020.01.30 コラム

インフルエンザの予防対策

インフルエンザはインフルエンザウイルスによる感染症で、毎年流行しています。
冬季は空気が乾燥し、気温が低くなるためウイルス感染症がピークを迎えます。
空気が乾燥するとウイルス自体の水分が蒸発して比重が軽くなるため、空気中に浮遊し、伝播しやすくなります。浮遊したウイルスによって、人ののど・鼻腔・気管支の粘膜に定着し、感染がおこります。

かぜとインフルエンザは違うの??

かぜインフルエンザ
熱の出かた 軽い(あっても37℃台) 急激で高熱(38℃以上)
症状 鼻水・のどの痛み・ せきなどの局所症状 全身症状(だるさ、関節の痛みなど)とせき・のどの痛みなどもある
さむけ 軽い 強い
経過 わりに長い 一般に長い

インフルエンザの予防はどうするの?

  • 手洗い
  • 手のアルコール消毒
  • うがい
  • 咳エチケット
  • 睡眠と栄養を十分にとり、抵抗力を高める
  • 予防接種をうけましょう
  • 流行している時、外出は人ごみをさけ、マスクを着用しましょう

インフルエンザにかかったら・・・どうするの?

  • 突然の高い熱やだるくなったり、全身の症状があれば、インフルエンザの可能性があるので“かぜ”と思わず早めに医療機関を受診しましょう (まわりの人にうつさないようマスクをつけて受診しましょう)
  • 睡眠をしっかりとり、十分な水分、バランスのよい食事を心がけましょう
  • 部屋を加湿しましょう
  • 「他の人にうつさない」ことが大切です
    ・せきが出るときは、マスクをしましょう
    ・一緒に住んでいる家族とは、できるだけ離れて休みましょう
    ・感染予防のため、一日に数回は部屋の換気をしましょう

「咳エチケット」ってなに?

  • せきが出るときは、マスクをつける
  • ティッシュで口と鼻を押さえ、すぐにゴミ箱にすてて手を洗う
  • マスクやティッシュがなければ、手のひらでなく、ひじで押さえましょう

マスクの正しいつけ方

  • 鼻と口をしっかり保護する( 鼻を出さない )
  • マスクの表面は、ウイルスで汚れているかもしれないので、表面をさわらない ゴムを持ってはずす
  • はずした後は、ビニール袋に入れて密封し、ゴミ箱にすてましょう

手洗いの方法

  • 15秒以上かけて洗いましょう
  • 手指消毒アルコールによる手の消毒も効果的です

特定看護師/感染管理認定看護師 雪田智子

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