『災害は備えた分だけ憂いなし』~家庭備蓄のすすめ
2020.01.30
コラム
近年多くの自然災害が発生し、「忘れたころにやってくる」ものではなくなってきました。当院では、25年前の阪神淡路大震災の被災をきっかけに、入院患者様を守る飲食料品の備蓄や、安全に提供する対策を更新しています。皆さんのご家庭での備えはいかがですか?
災害による交通網の寸断や物流の混乱などで、食料品の品薄や売り切れなどが起き、「ちょっとコンビニで…」が通用しない事態が起きるかもしれません。国は「家庭では最低3日間、できれば1週間程度の食料品の備蓄」を勧めています。さらに高齢者や乳幼児、食物アレルギー・慢性疾患のある方では平時でも「2週間分の備蓄」を推奨しています。食べ慣れないものは災害時ではなおさら食べにくくストレスにもなります。日頃から食べている食品を「少し多めに買い置き➝使った分だけ買い足す」がお勧めです。
どんなものを?
- 第一に水
命を守るための水の備えは絶対に必要です。
飲料水は1人当たり1日1ℓ、調理等の使用を含めて3ℓあれば安心です。
- カセットコンロとボンベ
お湯を沸かせれば温かい飲み物や簡単な食事ができます。
- 主食
米、パックご飯、カップ麺、シリアル、乾めんなど
- おかず
缶詰、レトルト食品、日持ちのする野菜など
引用:農林水産省「要配慮者のための災害時に備えた食品ストックガイド」(平成31年3月)
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/guidebook.html#02
お知らせ一覧へ戻る